復興事業新図録

東日本大震災からの復興事業が残したもう一つのおくりもの

あいさつ

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、巨大な津波の襲来により、死者、行方不明者が2万人を越える大惨事となりました。建物倒壊も全半壊が20万戸以上で一部損壊も含めると50万戸以上となり、日本史上記録が残る中で最大の被害となりました。

被災地の復旧・復興にあたっては、国を挙げて自治体の復興計画を基に推進してきました。特に、復旧・復興インフラにあたって、被災住民の協力を得ながら迅速に整備を進められてきたところです。その中には地域独自の様々なアイディアが活かされ、後世に残すべき事例があります。

震災から15年という節目の中で、東日本大震災により、インフラが当初の目的から姿を変え、特別な目的として新たな効果を果たしているものや、被災しないと分からなかった役割や機能が発現されたものもあります。

しかしながら、こうしたインフラは、地域に与えた影響は大きいにも関わらず、時間とともに社会に溶け込み、工夫した整備の知恵が風化しつつあり、そのノウハウも含め忘れ去られようとしています。

この復興図録は、復興インフラが果たした効果や役割、機能について、情報を整理し図録としてとりまとめ、忘れてはならない震災の記録として、保存し、伝承していくことを目的とし作成しました。作成にあたり、ご協力とご指導をいただきました国土交通省東北地方整備局に感謝申しあげます。

一般財団法人3.11伝承ロード推進機構
代表理事 今村 文彦

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資料・写真提供